匿名ひつじ

カラオケ行こ!の匿名ひつじのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

2回目の鑑賞。からの舞台挨拶。中学生3人組が可愛すぎてほっこりしました。ちなみに人生初レビューです。原作未読で鑑賞し、1回目の鑑賞当日に原作を買って読みました。それくらいハマった。

予告編を見ていた時は、奇抜な設定と、これ本当に映画化するの?という疑問から、観るのを躊躇していたけれど、蓋を開けてみれば素晴らしい邦画コメディ&漫画の実写化。
原作の良さを引き出し、かつ、オリジナル要素も全く違和感がなく、主人公の感情の動きや成長が読み取れたり、作品の解像度が上がって厚みが増していたりと、さすが乃木亜希子さん脚本。

映画館では声が出せなかったけど、終始、声を殺しながら笑った。配信が始まったら家で爆笑しながら観たい。同じところで何度も笑える自信がある。それくらい面白い。
鮭の皮が乗ったご飯があんなに長時間、大画面スクリーンに映されるってどんな映画やねん。と、思わず関西弁でツッコミたくなる。他にも笑えるポイントだらけだけど、原作が面白い上に脚本オリジナル要素でも笑わせてくるから、まさに鬼に金棒😏←確かこんな絵文字だった

散々笑わせた後に、最後は泣けて、ちょっと切なくなる素敵な作品。完成度がとにかく高く、文句なしに面白いです。

本作1番のハイライトである、歌うことからずっと逃げてきた聡実くんの一生懸命の歌唱と、聡実くんの歌をバックに流れる狂児の走馬灯シーンで、不覚にもホロリ涙してたのに、突然の狂児の登場に、生きてるやん!と思わず笑ってしまった。何となくわかってたけども。でも、聡実くんを見つめる狂児の目と表情が最高でした。

ちなみに、紅の英語の歌詞の和訳が、歌唱シーンとラストシーンにマッチして最高なんだけど、冒頭部分にはない歌詞が足されてる?と思ったら、途中に出てくるAll of you in my memory is still shining in my heart.の和訳だったのね。そこがあるとないとでは全然印象違うもんね。流石です。

綾野剛さんの安定感&安心感は勿論、今後の斎藤潤くんの活躍が楽しみです。
劇場で観られるうちにもう一度観たいなあ。