沈

カラオケ行こ!の沈のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
2.5
映像で再現して欲しかったシーンがほとんど端折られてるか改変されていて泣いた。狂児の名前の由来の下りやるならヒモ時代もやってくれ。聡美くんが自分で捨てた狂児の名刺を後になって発掘していてもたってもいられなくなってるシーンもやってくれ。原作にない合唱部でのシーン多かったけど、個人的に和山先生の作品は男女間の恋愛要素がなくてもときめきを感じる所に惹かれていたので、謎の三角関係?下り正直これ入れるくらいなら他にも必要なシーンあるやろと、ショックだった。合唱部顧問の女顧問は『女の園の星』のみどりちゃんの奥ゆかしさを見習って欲しいし、和田くんも聡美くんをずっと目の敵のようにしてるのがキャラクター変わりすぎて怖かった。銀魂じゃないけど、原作では登場人物が心の声でツッコミいれる描写がシリアスシーンすら面白く感じさせてくれるのに、ただヤクザにつるまれて恫喝される中学生にしか見えず原作しらない初見はこれみて面白さ伝わってるのかなとも不安になった。
綾野剛のスタイルの良さと聡美くん役の子が可愛かったのと、聡美くんのスマホのバッテリーがちゃんと充電されてなかったのと、組長が北村一輝だったのがポイント高めだっただけで、脚本が野木さんだったため期待しすぎた感があり残念。
沈