サム太郎

カラオケ行こ!のサム太郎のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.5
原作の大ファンです。原作は漫画だからアレだけど実写で… 俳優にリアルな男子中学生を起用して… ヤクザキャラと絡ませるって… 大丈夫か…? あと私は綾野剛のことは大好きだが、狂児はあんまり綾野剛ではないよな… うーん… チュジフンじゃない…? じゃあ聡実くんはドギョンスで… ドギョンスは31歳だから安心だし…(?)、でも安心安全信頼の野木脚本だし… 見たいし… とかなんとか言うて結局映画館では見れなかったんですけど、いつのまにか配信がスタートしてたので見た
原作だとやや急さの感じられるくだり(聡実くんがあたかもフリかのように来るなと警告された場所に来てしまうくだりとか)がわりかし自然な流れになっていたことや、 聡実くんが(狂児以外との)人間関係をそれなりに持っていることが描かれていて彼の年頃の中学生らしさが増していたことなどは凄くよかったのだが、その分原作の、いい意味での荒唐無稽さや狂気が薄れさせていた「健全でいたいけな男子中学生が歳上の反社の成人男性に絆されて道を踏み外しかける」の味が激烈に強化されていて、やっぱり「怖いな…」という感想が2番目に出た。1番目の感想は「綾野剛メロすぎ」です チョロくてワロタ。狂児、聡実くんが狂児さんの音域に合う曲探してきました、ってメモ渡してくれたとき、メモじゃなくて聡実くんの顔ガン見してるのすごかったよな。原作とは違うタイプの人たらしの狂児がいて、それはそれで大興奮した
ただラストで聡実くんが紅を歌ってるとき、狂児が生きていることをネタバレするカットが入ったことだけは結構真剣に勿体なかったと思う。あのカットはなんで入れてしまったんだろう
サム太郎

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