カラオケ行こ！のものネタバレレビュー・内容・結末

おもしろかった。
さとみくん(中学三年生)の成長物語。
鮭の皮をお父さんにあげるお母さんのところがよかった。愛とは。
個人的に合唱部の後輩男子と副部長がよかった。ガキな後輩男子と大人な(というか大人として振る舞わざるを得ない)副部長のやりとりが、良くも悪くも生々しい。
ヤクザの描き方についてSNSで批判的な意見を目にしていたけども、まったくもってやばいヤクザがちゃんと出てきていて、特に美化もしていない。
さとみくんがきょうじと付き合えるのは、きょうじが人間としてある程度まともで、さとみくんに対しても大人として接しられるくらいの倫理観があるってだけで、ヤクザ云々とは関係ないし。
スナックでの場面も組長の気まぐれといろいろと運が良かっただけで、一歩間違えば…だし、最後もきょうじが自分から連絡を断つのもいい。むしろ、スタッフロール後のあれはいらないと思ってしまった。
前半笑いのツボを抑えつつ、クライマックスまでうまく流れができていて、楽しく観られた。