ai

カラオケ行こ!のaiのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
-
原作ファンとしての感想。
映画化と聞いた時は不安しかなかったけど、狂児が綾野剛とわかった時点から密かに期待してた。
観てみたらチャラチャラしたノリがまさに狂児そのもの。最高の配役。狂児の紅も"下手じゃないけどなんかキモい"が絶妙だった。

聡実くんの細かい表情も和山やまの世界観を的確に表現してて原作のイメージを損なわない。
聡美くんが映画部を掛け持ちしているというオリジナルの設定も物語の良い隠し味となってたし、巻き戻しの壊れたビデオデッキとか変な柄の傘のエピソードだとか、脚本のセンスあるな〜なんて思ったら野木亜紀子さんだった。なるほどだからか。

一番の見せ場、聡実くんの声変わり寸前の紅には目頭が熱くなった。ヤクザのカラオケ大会のシーンが好きすぎる。
色々前振りがあってのラストシーン、原作とは違うにくい演出。

2024、19本目。
ai

ai