このレビューはネタバレを含みます
概ねすごくよかったです!!
大ヒット!
パンフレットも売り切れ。再入荷しても即売れ。
ネットも瞬殺!凄すぎるでしょ。
パンフレット集めが趣味でしたが、これは無理です。
和山やま先生のインタビュー読みたかったな。
ノスタルジックな映画でよかったです
声変わりの中学生と古いタイプのヤクザ。どちらもいずれ変わってしまうもので、まるで夕暮れで紅に染まった町のようでノスタルジーを感じます。
そして、原作には登場しない『映画をみる部』。
時代遅れのVHSビデオ、しかもビデオデッキの巻き戻し機能が壊れているので、一度しか観られない。
このビデオみたいに時間も時代も成長もすべて巻き戻すことはできないです。どんなに嫌がっても必ず未来に向かってしか進みません。
最近は巻き戻しボタンだけでなく10秒飛ばしボタンであったり倍速で映画をみている人もいるみたいですが、本来映画って観始めたら早送り巻き戻し停止なんてせず、流れるまま観るものなんですよ。その時その時を大事にしないといけないんですよ。
この映画にはそんな、メッセージもがあるようで私は好きでした。
ただ、最後だけはあまり好きでないのです。
聡実くんには狂児に再会してほしくなかった‥。
狂児も狂児で聡実の墨入れちゃってさ。恋人でもせんぞ。
この出来事はこの時だけの事であって欲しかったんですよ。大人になってふと思い出すようなひとときの思い出みたいな。
そもそも、中学生と暴力団との交流自体良くないしな。
劇場からの帰り道はもちろん『紅』を聴きながら帰りましたよ。