カラオケ行こ！のいちのネタバレレビュー・内容・結末

こんなの映画館で観たら笑い堪え過ぎて呼吸困難で死んでしまう。配信で観てホントに良かった。
色んな種類のおじヤクザのカラオケの癖強がいいとこ取りコレクションでほんと無理、裏声で押し切ってくる剛綾野の紅マジつらい。これ観てたらあと二回は笑い死ねそう。
個人的にはももクロもやばかった、地味にじわる。
強面の面々から出てくる歌の強烈さよ。
あと、程よいツッコミの的確さと雑さ、それからちょっと世渡り上手なフォロー。完璧や。

途中、新しい歌練習しながらもちょいちょい紅挟んでくるのマジずるい、待っちゃう。
せっかく翻訳して貰って大阪弁に追加翻訳してあんないい感じに歌詞付けたんだから、剛綾野の前奏の♪あ〜いどんるっくば〜の成長聴きたかった感はある。けど、それは多分狂児にカラオケ行こ！って誘われないと聴けないプレミアムフレーズって事なんでしょう。
いいな〜、狂児とカラオケでチャーハン食べたい。絶対楽しいじゃん。
すっごい上質なギャグ映画過ぎたんだけど、かと思いきや伏線回収的な最後の聡実くんの紅は愛情たっぷりでつい感動してしまった。
声変わり中でちょい掠れてるのもいい、そりゃ覚えちゃうよね。こうやって新世代にも継がれて行くんやな、名曲は。
お歌っていいね。
なんだこの良作。

一言で纏めてしまうと『年齢もジャンルの垣根も超えたヤクザと中学生の友情物語inカラオケ』みたいな感じなんだろうけど、すっごい爽やかな青春ムービー感あってめちゃくちゃ良かった。
関西弁なのが色々まろやかにしてくれてて、東京じゃ絶対無理なノリだなと思った。
聡実くんも程よく成長するし、狂児の歌も同じく程よく成長するし、合唱部後輩も何となく成長見えるし。
校門前で大人しく待っちゃったり守護力高かったりでいい人全開感あるのに、案外ちゃんとヤクザしてる狂児も良かった。
結構愛嬌たっぷりな北村一輝を筆頭に悪い事しなさそうな組ナンバーワン、何で生計立ててらっしゃるんだろう。

これ見終わったら知らなかった人でも案外紅歌えるようになってるんじゃないかと思う。
爽やかに笑えるバラエティ番組特番で見た感じの謎の満足感と、鑑賞後感の良さが最高でした。
年末前とかの忘年会シーズン前にオカワリしておくと、カラオケ行った時隣の部屋からやべぇ歌聴こえてきてもニコニコしていられそうです。
これ原作あるんだね(今知った)音付きで先に鑑賞して良かったかもしれない、音欲しくなりそう。

カラオケ行きてー！とはなりませんでした。狂児とは一回行きたい。