このレビューはネタバレを含みます
クライミング中に最愛の夫Danが転落死。1年経っても塞ぎ込むBeckyを元気付けようと、親友Hunterは撤去予定のテレビ塔B67に登ることを提案する。
B67 Towerのイメージは、実在かつ現役のKXTV/KOVR Towerを参考にしたとのこと。
途中までは想定内の運び。
“You and I, we’re one…” と散骨したBeckyに対して、 “I love you” の代わりに ”one four three” と生前言っていたDan。文字数で言葉を表すと同時に、彼にとってはHunterも加えて ”1 for 3” と考えていたのですね🙄
リュックを拾ってからのHunterの行動が不思議でした。リュックをしっかり両肩に背負った上で、自撮り棒をロープに引っ掛けようとは考えない。
最初はこの手の作品によく出てくる、普通ならやらないことをやらせる演出上の愚行なのかと思いました。しかし、ここが作品のターニングポイントだったと、後で分かってまずビックリ。
Hunterが掴みやすいようにロープの位置を調整しないけど、これはBeckyの復讐なのか?😱
少なくともリュックを取りに行くことは、Hunter自ら決断していました。
結婚を機に別れたのだから不倫ではないと思うのですが…、さっぱり区切りを付ける手助けをする所か、思い出を汚し、尚且つ無理矢理こんな窮地に追い込んでしまった。親友のキツくなった当たりを、一晩針のむしろのように感じていたか。
リュックを背負って自分が落ちれば、Beckyに水を渡せない。
Hunterは、Beckyにはっきり”I love you” を伝えてから降りました。友だけは助かって欲しいと願い、先にリュック付き自撮り棒をロープに引っ掛けたと考えられなくもないと思いました。
2度目のビックリは、Hunterをクッションにすること
3度目のビックリは、最後にパパが満面の笑みになること…
流石にHunterちゃんの扱いが可哀想過ぎませんか?😅
Beckyは結婚指輪をネックレスのチャームにして登りますが、ハシゴが壊れる直前だけは薬指にも付けています。クズ夫のだか自分のだか、充電には役立ちました😉。そんな起死回生したドローンの最期も含め、色々な意味でホラーでした。
“If you're scared of dying, don't be afraid to live.”