このレビューはネタバレを含みます
いや、もう、面白すぎる。まずめちゃくちゃ怖かった。ゴアすぎる描写が目に焼き付いて離れない。スラッシャーホラーの恐怖と興奮。首がぽろっとなる場面で本気で飛び上がった。
マッコールさんは今、殺しのライセンスを持たない一匹狼なんだよね。ただのヤバい犯罪者に見えるときと聖職者のように見えるときが交互にあって、こんなヒーローは唯一無二だ。ああ、怖かった。
マッコールさんに粛清されるマフィアやチンピラa.k.a.「街のダニども」は、勧善懲悪の物語の成敗されるためだけの存在のようだけど、こういう人たちって世界中のあちこちにいるんだよね。悲惨な事件や戦争の、裏で手を引く巨悪は、フィクションだけの存在ではない。それが少し分かるようになってきて、こういう物語の味わいが苦くも深くなってきた