このレビューはネタバレを含みます
冒頭、雰囲気はあるのだが子供相手とはいえ無防備に撃たれるマッコール。
なにか意図があるのかと思いきや油断しただけだったｗ
怪我をしているのでストーリーの立ち上がりは遅い。街でみかじめをとるチンピラを映すあたりで「まさか敵はチンピラ？」と萎える。で、本当に彼らが敵だったわけだが、外部に通報しただけの警官が集団で襲われ、家族を人質にとられて脅されるなどするうちに「この状況を打破できるのはマッコールしかいない、早くやっちゃって！」と思わせる匙加減が絶妙。
しっかり溜めたあとに期待していた以上の罰を悪党に与えて、見ているこっとも自分が怖くなるくらいスッキリする。
後半に至っては、もはやヒーローはピンチに陥ることもなくラスボスまで倒してしまう。で、冒頭でシチリアにいた理由は、ご近所さんがだまし取られた年金を追ってきたから、という自警団のかがみのような行動をしていたことがわかる。
結構自警団ものとしては、やり切ったなという感がある映画。
若い女優が出ていたな、と思ったらエンドロールでダコタファニング。不覚にも気づかなかった、いろいろアツい！
