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イコライザー THE FINALのHKのレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
3.8
エンゾ「あなたは善人か悪人か?」
マッコール「・・・わからない」
エンゾ「善人はそう答える」

原題は“The Equalizer 3”なのに勝手に邦題をTHE FINALにしちゃっていいの?
“4” があるかもしれないじゃん。それとも3で終わり確定?
このシリーズは毎回欠かさず鑑賞してます。配信で。
それも見放題になってからですが。

今回もマッコールさんの“必殺シリーズ”は安定の面白さでした。
坊主頭のデンゼル・ワシントンはさしずめアメリカ版“念仏の鉄”でしょうか。
主人公ロバート・マッコールがイタリアではロベルトと名乗るところは、『ゴッドファザー』でマイケルがミケーレと名乗っていたのを思い出します。オマージュですかね?

今回の幕開けはマフィアの本場(?)シチリア島。
序盤、相手が子供だからって油断するなよと思った矢先にやっぱり不覚のマッコール。
しかし日頃の行いのせい(?)か親切な人たちに助けられナポリ近郊の田舎町でゆっくりと療養生活を送る中、悪い奴らの魔手はこの町にも・・・

おっと、CIAのエージェントにダコタ・ファニング。出てるの知らなくて得した気分。
監督は前2作と同じくアントワーン・フークア。
この人、デンゼル・ワシントンとは『トレーニング・デイ』からの付き合いですね。
『マグニフィセント・セブン』は私の好みじゃありませんでしたが。

このシリーズ、1のときから主人公と親しい一般市民をむやみに殺さないのが良いところ。
今回も死亡フラグが立ったかに見えた善良な市民数名の命が最後まで無事でホッ。
大事な人が無残に殺され、その犠牲のもとに主人公が奮起する展開の作品が多い中、こういうのは意外と貴重で好感が持てます。
HK

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