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丹下左膳餘話 百萬兩の壺のペコのレビュー・感想・評価

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)
4.0
日本映画専門の先生が最高に面白い邦画だっつって見せてくれた映画。
百万両の在り処が模様として書かれてある壺の行方を巡っての群像コメディ。富か享楽かという人間行動の滑稽さを描いている。
「江戸は広いぞ、クズ屋もたくさんいる、まるで敵討ちだ、10年かかるか20年かかるか…」これ、上手い台詞ですよね。
孤児の坊主や女将さんに振り回される丹下左膳も可愛い。
そして結局はそうなるよね(笑)というラストで全てが許される温かみ。
大変素晴らしい映画でした。
個人的には日本版『ロックンローラ』だと思っております。でもオチがとっても日本らしくて好きだな。
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