【飾り気なし】
高校生の恋愛ものだが
断じて爽やかちーぱっぱな青春ものじゃない。
光を当てにくく、解釈に困るテーマを
窪塚洋介に体現される、2000年当時のかっこよさで昇華した、いかしてる映画。
差別、偏見、閉ざされた環境で
若者が迷い怒りもがく様は、今見ても新しいと思うよ。
台詞、演技、暴力暴言、当時らしいエッジが効いてる。
恋に落ちるシーンのBGMや、シェイクスピアの一節は、中々の一撃。
ラストも2000年らしく、くさい。
まだ高校生じゃケータイじゃない。
家電話とかファッションとか
妙な哀愁を感じられる。もう20年前じゃ、ノスタルジーだよなぁ。