肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

4.0
我々を生かしてくれる「生命」の為に"便利(生活)"を差し出す覚悟はあるか?
技術繁栄をもたらす起源となった伝説の親子○世代&ファミリーの血縁を持ってしても"それぞれの個性"に向き合う地球の❍内側・家族冒険活劇

ディズニー版『クルードさんちのはじめての冒険』と言いたいところですが、約10年後のフルCGアニメーションだからか差別化はされ、結構な"毛色の違う"アドベンチャーの「結果」がついてくる映画となっています。
まず、昔懐かしのディズニーアニメ黎明期を思い起こす"二次絵"風CGのアニメーションのパフォーマンスを見るだけでワクワクしてきますよね!

内容をまとめると、しようもない視聴者には人種別夫婦、同性愛、身体障害ペットとパリコレならぬ"ポリコレ要素"目白押しで、その"いかにも感"だとして不必要に目くじろを立てているのでしょうが、加えての"説教臭さ"も大分を締めてるので、そういう狭量な嫌味を倍増させてしまうかもしれません。
でも、この映画の"メッセージ性をきっちり受け取っているのか??"とも問いたい映画には成っていますね。
さすが『ベイマックス』ばかり注目されていますが、『ラーヤと龍の王国』のドン・ホール監督です。呼びかけの規模がグレードアップというか風刺の見据えが"遠大"ですw

それとは抜きに、ディズニーアニメはすべからく"ファミリー向け"ではありますが、この映画は子供向けのストーリーに大人がしんみりを見出すのではなく、まるっと"親子向け"の「親(父)」がしかと見といた方がいい映画ではないでしょうか?
子供の行きたい道を制限してないだろうか?誘導してないだろうか?どんなに趣味・嗜好が違う親子でも似通った部分の"継承"を明らかにしておいて、やっぱり"別種の人間"なんだと境界線を持って意識するべきだという「本能(生き方)」の違いも差別化させています。
これについては、家族で見に来た親父殿はギクリと釘を刺された気分になる人が少なからずいるのではないでしょうか?(笑)

でもキッカリ"異世界冒険モノ"、アニメとしては殺伐とした冷酷残酷モノではないですがw『メイドインアビス』を彷彿とするようなビジュアル&動物も存在し、"冒険心"を沸々と込み上げさせるものが備わっていると思うのですよ!
なにより一貫性のカラーデザイン、生物の動き、役目にきちんと"理由がある"。
実在の動物に細胞的動き、見た目を想像し合体させた、きちんと練られた「ハイブリッド生物」の数々だったのではないでしょうか。"既視感"はあって当たり前なのです。どこかで見た"馴染み"が混ざり合った別世界なのですから。

※ちょいネタバレというか映画の内包する別作品の魅力を並べると、

『ミクロ決死圏』、『はたらく細胞』までも加えた○学(細胞学)ジャンル映画・アニメも彷彿とさせるので、掘れば掘るほどのその"既視感のハイブリッド"が"何をもたらすか?"も考えながら見た方が楽しめると思います。

顔という表情がない生き物「スプラット」もきちんと可愛さを感じさせながらも、いろんなとこに張り付くおもちゃのようなデザインを思わせますが"もうひとつの世界"という真実(内情)からきた〇〇イメージの動物だと見え方が変わってきますよね。

日本アニメ、既存映画も挙げたように、〇〇に似てるから!とマウントをとる日本の狭量さを示すのではなく、それを内包してるからこそさらに"ならでは"の楽しみ方を見出して「個性」を認識すれば、"資源の期限"についても建設的に考えられる発想も浮かぶかもしれませんね😉