シナモンロールパン

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界のシナモンロールパンのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

〈すごいネタバレ含みます‼️〉

遂に見た!
まぁまぁまぁまぁ...。って感じの映画でした😅
ストーリー性は全体的にすごく良かったし、父子関係のあれこれもすごく良かった。
「お父さんのようにならない」って言ってた自分が、息子に言われる的な...。でも結局おじいちゃんも本当の功績に気づけたし、お父さんも息子の意志を尊重する形で終われて、ディズニーらしい最後だと思いました。
ただ、合わなかった点としては、LGBTQの描写がディズニーにしては大胆すぎるところ。いや、中途半端に大胆な所。お父さんの「話は聞いてるよ」シーンいる?親も理解してる描写したいんだろうけど...。終盤になるまで、「恋愛はめちゃくちゃ理解してたのに将来の夢は絶対譲らへんやん」と思ってしまった。多分理解するとかしないとかじゃなくて、普通と描写したかったんだろうな。進んでる世の中だと思うけど、あの描写は現時点ではまだ理想的すぎる気がする。よってすごい違和感。あと、海外の親って子どもの彼氏彼女にあんな感じなの?あと犬が何故に片足なのか。WISHが評判あんまりで、近年の映画の方針を変える的な事を発表したかなんか、小耳に挟んだんだけど、確かにこのままだったら離れる客層もいるだろうなと感じた。未来的にはどうなってるのかわからないが、現在だと、この映画を幼稚園児や小学校低学年の子と見て、何となく気まずくなる親もいるんじゃないだろうか。子どもも子どもながらに未発達で小さい恋愛とかするけど、良くも悪くもそれに影響するだろうなと色々考えさせられた。

まぁ合わなかった点はこれくらいにして、最後。個人的にはまさかの展開でした。
心臓はともかく血の表現がすごく綺麗で、イーサンが説明した「森は肺で...」とか言うのも凄いと思った。前にも書いたけど良いストーリーでした。中盤もしかして...とバレる要素も特になく、「おお~~~」と思わせてくれた。目のシーンはちょっと怖かったけど😅
未知の生物達もキモカワで良かった。自分たちの利益や便利さを求めすぎずに、パンドを手放した事、全てが好都合にいかずに、地上に返って不自由しながらも変化に対応していく人々も好感だった。現実では地球が壊れていってるとわかった上で、それでも便利性を求めすぎていると感じる事がままある。その便利の上に成り立っている生活だけど、この映画の人達みたいになれたらなと感じた。
ポリコレどうのと言われてる作品だが、個人的にはLGBTQと犬以外まったくそういうのは感じなかった。普通に楽しめる人も多くいると思うので、評判が悪い=観ないでもったいない作品でもあると思った。