このレビューはネタバレを含みます
Netflixの実録犯罪ものはどれも外れないですが、毎回心をえぐられます。
写真の中でほほ笑む美しい女性。
また、別の写真では少女の姿をした彼女が不安そうな表情を見せています。
彼女の人生は一体何だったのか。
彼女にとって「幸せ」はあったのか。
絶望的な気持ちになりますが、それでも彼女を愛した者たちが、彼女を決して忘れないと、忘れさせないと決意した者たちが動き、ひとりの女性が自分の本当の名と尊厳を取り戻すまでの物語です。
産みの母親を加害者のひとりのように描いていたのは好ましくありませんでした。
彼女もまた被害者だし、一緒に住んでいなかったとはいえ父親には母親に向けた指摘が全くいかないのも少し違和感。
実の母親と父親、2人の現在の姿の違いが虚しい。
