超空間コベ

大忍術映画 ワタリの超空間コベのレビュー・感想・評価

大忍術映画 ワタリ(1966年製作の映画)
4.0
うぅむ…これが、ゴジラやガメラ、ガッパと張り合うための、東映初の特撮映画だったのか…。
まぁ、ヒットしたのだから御の字ですね。
さらにこれと『怪竜大決戦』が、『赤影』へと繋がったのだとすれば、功績は評価されるべきでしょう。
主題歌もイイ!

金子くんカワイイねぇ~。♪
大友柳太朗ら大物役者に混じって頑張ってます。
実写だとやはり斧に振り回されてる感が否めないけど、これがどうしてメチャ強い。(笑)

基本プロットは、市川雷蔵主演の『忍びの者』(1962)と同じく、伊賀の里を勢力二分化して競わせ、実は…といったもの。
無意味にバタバタ死んでいく忍者たちの末路を、当時の子供達はどう受け取ったのかなぁ。

イケメン役どころの村井國夫がカッコイイ。
その恋仲となる女忍に、TVトーク番組の『忍術千一夜』で初見良昭と共に出演していた、本間千代子。

そして見所はやはりクライマックス、大友柳太朗の大人数相手の大立ち回りでしょう!☆

…白土先生、どこに激怒したのかな?
やっぱり、あのピーヒャララかな?(笑)
しかしまぁその激怒が無かったら『赤影』は存在してなかったと考えると、温かく見守ろうという気にもなります。☆
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