“一生一人ぼっち それが最大の恐怖”
もうすぐ14才の少年 と16才の少女の 一夏のほろ苦い初恋青春ストーリー
…と、予告編を観たときは思いましたが全く違いました😅
二人に常につきまとうのは生(性)と死
本作は16mmフィルムで撮影されたスタンダードサイズ作品
16mmフィルムの質感は、彼らが過ごす湖と森の風景をどこか不安定なものにすると同時に、彼らの気持ちの不安定さも際立たせます
その不安定さはおそらく彼らの年齢からくるもの
この時期の2才差は、たぶん一生の中で男女間の精神的ギャップが一番大きい時期のような気がします
14才の男子からは2才年上の女性がとてつもなく大人に見え(これ自分の経験値)、16才の女子からは2才年下の男子は子どものように見える(これ自分の想像)
ただ時折それが逆転する瞬間に感じるとてつもない焦燥と不安
そんな心のゆらぎが延々と続く物語に少々単調さを感じてしまったのと、明らかに伏線と思えるセリフやシーンの数々に、どう回収するのかが気になって物語の流れに気持ちが乗れなかったのが少々残念でした
そして迎える衝撃のラスト
…のハズでしたが、「ああ、ヤッパリそうくるよね」と感じてしまったのが点数が伸び悩んだ理由😅
ただ主演の二人の演技は、あの遠い昔wのことを甘酸っぱさと、どこか心がチクチクする感覚と共にリアルに思い出させてくれる、とても素晴らしいものだったと思います🍋
p.s.
劇中に登場した『進撃の巨人』(らしきもの)と、“カオナシ”のポスター
何かのメタファーだとは思いつつも考察するほどでもないかなぁという気分😅
監督が日本のアニメ好きだっただけということにしておきますw