このレビューはネタバレを含みます
クライマックスまではただただ童貞とおじさんが大好きなクロエ好き好きタイムで、実際自分もクロエのこと大好きになっちゃいました笑。ただ一方でいわゆるハーレム漫画のような「かわいい子が俺にゾッコンで他には目もくれない!」みたいなものではなく、他の男も出てきてクロエを狙っている…という描写もしっかりあり、浮かれたバスティアンと観客に肩透かしをくらわします。
クライマックスはクラブの喧騒・興奮から一転し、酔いから冷めてしまったようなクロエとの仲違いから始まり、後日譚のようなどこか切ない結末が待っていました。
観客としては最期までクロエに弁解できなかったバスティアンがラストでそれを果たすことができたのだと信じたいのですが、その是非は彼らだけが知るのでしょうか…
とにかく、最初から最後まで退屈はしない映画でした。