あまり好きな映画では無いけど、あまりにも物語が現代的過ぎると言うか、ちょっと自分には着いていけない話だった。
ラストだけが衝撃的だった。
映画自体最初から陰鬱な雰囲気を漂わせているのだけど、ラストの展開と言いもはやホラー。
全編通して未成年の性の悩みを描いているのだけど、妙に生々しくて自分は好きになれなかった。
そもそも人間関係の構造を批判している映画なのかも。
自分目線、湖が近くにある家で、門限0時で好き勝手に遊ばせるのは怖すぎる。
主人公2人の恋愛も、初々しいと言うより不健全さが気になってしまった。
女とヤった話で男同士のコミュニティに入るのも、クロエの悩みも聞いた上での話だったから、凄くグロテスクな構図に感じた。
劇中何度も湖の幽霊の話や死を連想させる話が多く出るのだけど、子供の戯言かと思って聞き流していたら、かなり重要な映画自体のモチーフだったらしく驚いた。
ただ何故、死をモチーフにしたのかは分からず。
グロテスクな生々しい映画を撮りたかったのか、少年少女の性の悩み、子供達のコミュニティのグロさをシリアスに表現したかったのか。