このレビューはネタバレを含みます
いや行間。行間の表現に翻弄され続けてしまう。なにこれ。。。
ラストが近づくと心の中で「ちょっと待って」が止まらない。自分の胸騒ぎがうるさくて作品を見る視界もぐるぐるしてしまうほど。
ファムファタール要素を持つ少女のまっすぐな魅力は世界共通なんだね。女性の自分でも少年の主人公に感情移入をして、なんだか非日常的な感覚に浮かれてしまった。
夏、湖、いつもと違う家。少女が魅せるからこそ刺激的に映る世界だった。
しかし、フレッシュな青春の雰囲気は映画から感じられない。「幽霊」のキーワードが異様に付き纏ってくる。
無意識のうちに底に堆積する泥のような思春期特有の不安が「死」への好奇心として不気味に表現されているようだった。
お花とか、供えられているものに時間の経過を感じる。それが起こったのはいつなの?
助けて。。。日曜の昼下がりに見てしまってもう戻れないかも。