1957年のイングマール・ベルイマン監督作品。私は1975年に名画座で観ているけど、シュールなシーンなどもあって、一度観ただけではよく分からなかったので、2回繰り返して観た覚えがありますね。
昔の映画館は入れ替え制ではなかったので、上映中に寝てしまっても、もう一度観ることが出来たし、上映途中にふらりと入場して、次回のその場面まで観るということも可能だったものでした。
今はそういうことも出来なくなったので、繰り返し観ることによって良さが分かって来るような奥の深い作品は、少なくなってしまったような気がしますね。
いずれにしても、本作は1回目よりも2回目の方が楽しめたし、針のない時計とか、結構印象に残っているシーンも多いかな。