大友啓史監督「THE LEGEND & BUTTERFLY」(試写・丸の内東映)を観て。
スッカリ舐めてた。「キムタクと、おっぱいバレー…とりあえず観てみるか」と。
古沢良太の脚本が素晴らしい。名作ドラマ「ゴンゾウ」で“愛”を問い続けた彼が、この作品でもまた“愛”を極めてくれた。男と女、夫婦の在り方を、“死”という極限の姿で見せてくれる。愛と死だ。(こうやって書くと大仰だけど)時代劇っぽくないキムタクの台詞回し、本能寺での最期。初めてキムタクが良いと思った。それに応える綾瀬はるかも、良い。斬新な殺陣も良い。3時間弱の尺も、あっという間だ。なに!これ、オープンセットを作ったのか。凄いなあ。いやあ、東映70周年記念作品に相応しい。金掛ってンなあ。当たるかなあ。