｢愛と気付くまで…｣
✼感想✼
木村拓哉、綾瀬はるかW主演。
とうとう織田信長を演じた木村拓哉。
何歳になっても男前は顕在。
織田信長の実際の話に乗っ取って話が
進んでいく話になるので、個人的には
もう少し織田信長の事を勉強してから行けば
より楽しめる作品になったのではないかと
思いました。基本的には織田信長と濃姫の
恋模様が描かれているものになるので、
戦闘シーンは少し少なめの印象。
しかし、その少なめの戦闘シーンは、
監督が大友啓史ということもあり迫力満載。
予算の問題だったのかもしれませんが、
織田信長の大一番の戦。“壇ノ浦の戦い”は
迫力ある映像で見てみたかったです！
戦国時代の武将と姫と言えども、
恋路は今のそれと大して変わらないものであり
お互いが素直になかなか慣れないが為に
見事とと言わんばかりにすれ違うすれ違う。
そのもどかしさが見てて終盤に進むにつれ、
本当に辛かった印象がありました。
守るべき民と姫どちらも天秤にかけるあまり
信長自身の身体と心がすり減り、
心が死に自分自身が自分自身をどうにも
コントロール出来ない場面は一大名としての
責任が大きく表現されていました。
改めて、織田信長という日本人なら誰しもが知る
戦国大名であっても自分達と同じ人を愛し、
人を憎む同じ人間なのだと思わされました。
✵あらすじ✵
政略結婚で結ばれた、
格好ばかりの“織田信長”(木村拓哉)と
密かに信長暗殺を目論む・“濃姫”(綾瀬はるか)は、
全く気が合わない水と油の関係。
ある日濃姫の祖国で内乱が起こり
父が命を落とす。
自分自身の存在意義を失い自害しようとする
彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、
他でもない信長だった。
そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、
濃姫にだけは弱音を吐く。
自暴自棄になる彼を濃姫は鼓舞し、
二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。
これをきっかけに芽生えた絆は更に強くなり、
いつしか天下統一が二人の夢となる。
しかし、戦に次ぐ戦の中で、信長は非情な
“魔王”へと変貌してゆく。
本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと
心を砕くが、運命は容赦なく<本能寺>へと
向かっていく。<魔王>と恐れられていた信長と、
<蝶>のように自由を求めた濃姫。
激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、
“本当の夢”とは－－－
✣参考サイト✣
https://legend-butterfly.com/
