なかなか味わい深く面白かった。

冒頭から4人の男が一台の車で何やら密談。
拳銃の存在に不穏な空気が漂う。

この男たちのそれぞれの背景が描かれる。
そしてどう出会ったか、、、。

戦争後に日常生活へと戻った若者の苦悩が感じ取られる。素直に応援したくなる者から、クズ同然の者もいるが。

主要の四人がそれぞれにキャラ立ちして、配役も抜群で相まって作品が楽しかった！
　リチャードベースハート
　ローレンスハーヴェイ
　ジョンアイアランド
　スタンリーベイカー
絵に描いたような女たらしのハーヴェイ。そしてベイカーはなんとも応援したくなる存在だった。

グロリアグレアムはすでに大スタアだったと思うが、よくぞ本作に出てくれたななあと。それほど出番は多くない。が、彼女が出てくれることで、観る価値がグクっと上がる！スタア前夜のジョーンコリンズも登場！

いやあ、よかったなあ😆。

この映画、グロリア・グレアム出演作のサスペンスというので観てみたが、彼女は大勢登場する中の一人であったものの、やっぱり贔屓目で見てしまって目が釘付け😍笑

物語としては、冒頭、４人の男が自動車に乗っていて、「彼らは比較的最近までは赤の他人だった…」という状況で「何が起こるの？」と思う始まり方。

すると、４人のうち１人が「そのカバンを取ってくれ」とカバンを開けると、たくさんの銃が入っていたので、「あ～、やっぱりクライム系になっていくのか…」と思う。

ただ、本作には原作小説があるらしく、４人の男の家庭が次々と描かれていき、どうやって４人が出会うことになったかも描いていく。

この４つのオムニバス的ドラマが、やや冗長な感じなので、「クライム映画になっていくの？」と思う。……これ、言い方変えると「丹念に４家族を描いたクライムもの」であり、男女×４組プラスアルファの登場人物多数。
この中にグロリア・グレアムもいる。彼女は結構堂々と浮気する妻…😍w

終盤はなかなか盛り上がる展開を見せるので、まぁまぁ楽しめるクライム映画であった😎

４人の青年が苦境に立たされて郵便車を襲撃してしまい…という話。
青年たち一人ひとりの話が順番に語られてて堅実な作りになってるけど、堅実すぎて身構えてみてしまうところがあった。俳優さんたちは、のびのびとした演技ではなかったなと感じたけど、風貌は地味であっても個性的なところが、あーイギリス映画っぽいなーと思った。

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