愛妻（岸加奈子）との性生活に劣等感を抱えているインポの夫（田山涼成）が、自身とそっくりな容姿をしたSEXクリニックの院長と入れ替わってしまう。大島岳誌のコミックを映像化している、日活ロマンポルノ。フィルムシティ製作。

主演男優の田山涼成が、ネガティブ志向のインポ男とポジティブ志向の院長を一人二役で熱演。さっきまで及び腰になっていたと思いきや、次の瞬間にはグイグイと突っ込んでくる。「頭のおかしな人を観察することの面白さ」に満ち溢れている作風。

主人公夫婦は、互いに愛が冷めているわけではなく、きっちり愛が芽生えている状態にある。それだけに、どうにかして現状打破しようとする夫婦の姿に、リアルとコメディが渾然一体となった、珍妙な味わいが備わっている。

優しさばかり追うのではなく、その裏側にある愛憎もまた必要であることを説いている作品。どこかハマーフィルムっぽい禍々しさもあり、後に引きずる感覚のままで印象的なラストを迎えることができる。

なんか適当に短い映画を観たいと思ってとりあえずの再生、コメディタッチの映画なんだろうけどめちゃくちゃ加藤文彦っぽい。この人まじめなんだろうなあ。ひたすらドヴォルザーク新世界よりが流れ続ける、めっちゃ演劇調のまじめな映画である。田山さんはこういう役がよくはまるね。橘雪子さんが1987年にもまだロマンポルノで活躍していることが幸せである。なんで夫と医者が入れ替わり続けてるのか全くわからず、つまんなくてずっと早送りしながら観てたんだけど、なんだか終盤やたらエモくて切なくて泣きそうになってしまった。なんなんだこれ。これも加藤文彦パワー？？

新世界より〜

脚本に岩松了
てのに驚いた(ほんまか！？)

先生が主人公に似てるって全然
思わなかったので
どこが？と思いながら見てはいたけど

奥さん可愛い

看護師のカルテ適当すぎ笑う

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