さくぞー

バーバリアンのさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

いい感じのゴアありの良作サスペンスホラー。カットの構図と劇伴が決まっていて、少ない舞台でも緊張感が終始漂う。廃墟街が『ドント・ブリーズ』の舞台と似てる気がするがどうだろう。

AJ編で180°一気に変わるのと、フランク編がやたら綺麗な色味なのも良かった。AJがフランクの役割かと思ったらクソ男が普通に2人出てきた。フランクの過去現在が最低限の描写で伝わるのも恐怖感と嫌悪感を煽ってくる。

キャスト陣がみんな素晴らしい。ビルほんまイケメン。キースのキャラはキャスティングも脚本的な扱いも上手い。
AJとフランクの関係性も皮肉で良い。AJのホラー的MVP度が面白い。性差の描写がちゃんとキャラとして処理されていて映画として楽しめる。

「ホラーだから…ね?」という声が聞こえてきそうなベタベタ無能の管理会社と警察も笑う。
もう少しフランク編の描写が欲しかった(描写がなくても分かるが見たかった)。
タイトルが日本人から見ても『ばぁばリアン(ババアリアン)』になるのいいね。

映像:====C
脚本:====C
編集:=====B
俳優:====C
人物:=====B
音楽:====C
音響:====C
【MVP】AJ
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