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バーバリアンのMAOWのレビュー・感想・評価

バーバリアン(2022年製作の映画)
4.0
これ面白くね?

まず特筆すべきはカメラワーク。
なんか、めちゃ工夫して頑張ってるのが伝わってきた。

基本圧迫感のある見通しの悪いアングルで、
たまに画角変えたり色味変えたり平行移動させたりPOVになったり。

飽きさせない工夫が良い。



音楽の使い方もよくて、
1個目のストーリーが終わったあとに次の話に切り替わるところとか、
ラスト化け物ぶっ殺したあととか、
ホラーに似つかわしくない爽やかな音楽が素敵。


シンプルな構成で分かりやすいし、
15年襲われなかった黒人があっさりやられるB級らしい「お約束」もきちんと踏んでて、
予定調和が気持ちいい。

登場人物達の行動が基本マヌケなのも「お約束」笑



2つ目のストーリーの主人公、カス過ぎるのもおもろい。

「俺は悪人かもな。それか過ちを犯した善人かも。」とか、なんか良いこと言いながら速攻女を囮にするカスぶりwww

あと、地下室をノリノリで計測し出すところ最高すぎるwww



化け物の出自と、地下室老人の実態をもう少し詳しく知りたかった感はあるけど。

まあでも『ドントブリーズ』的なジジイなのは間違いない。


化け物も最後、ちょっと可哀想になるくらい「赤ちゃん」を大事に思ってるのが切ない…けどあっさりぶっ殺すところがサッパリしてて良い!!www



ホラーのベースはしっかり維持しつつ、
白けない程度にポップさやギャグを入れて、
ジャンプスケアは使わずに、
さらに地下室の雰囲気などに東洋っぽいホラー要素も取り入れつつ、
シンプルさを徹底し、
飽きさせない工夫をしようとする姿勢が伺える、
最高の映画でした!
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