日本版『DEADPOOL』ならこれが大正解なのでは。
全く知識無いけど、鈴木亮平があらゆる意味で「説得力」を持たせてくれているから、普通に面白い。
サエバリョウというキャラクターの実在感、
キレの有りすぎるアクション、
過去の影を隠すかのようなおちゃらけの仕方、
ギャグとシリアスの切り替え方、バランス、
スーパーヴィランが存在する世界観、
すべてが上手くいっている。
役者達も、(あんま邦画を観ない俺からしたら)無名のキャストで固めてて、
それが変なノイズ除去に一役買ってた。
てか普通に実力派集めた感じが好印象。
さり気ないけど、最高のシーンとして、
香が「Aプランもなかっただろ」って言ったときの鈴木亮平の表情。
さながら『SPIDER-MAN: Far From Home』で
「自分で作る」というトニーの行動を踏襲しているピーターを眺めるハッピーのようなシーンで、
とてもよかった。
ガンアクションも群を抜いて冴えてて、
さながら『リベリオン』のガンカタのような動きを見せながら、
器用に銃を扱う姿は圧巻。
リボルバーの装填の仕方や、
アシストありきの装填も、
どことなく『DEADPOOL』のガンアクションを想起させ、
大興奮。
原作を全く知らなくても、
うまく現代にアップデートされてるのが分かる。
軽く見るのにぴったりだし、
思ってる以上の満足度も得られるという、
なんとお得な映画なことか。