TOTO

コードネーム:バンシーのTOTOのレビュー・感想・評価

コードネーム:バンシー(2022年製作の映画)
2.0
「見れば見るほど支那そばや」

死神のコードネームを持つ女殺し屋が熾烈な争いに巻き込まれていくアクション映画。
主人公のジェイミー・キングですが、申し訳ないけどまったく魅力が感じられない。
スリーピースの背広にオールバックで男装して、終始険しい表情はガチンコラーメン道で活躍した支那そばやの店主・佐野実にしか見えない。
見れば見るほど佐野実。
良いスープができなきゃ店を開けないし、香水のきつい女性客は怒鳴って追い出しそうな気配だ。
共演のアントニオ・バンデラスも、かつてデスペラードやマスクオブゾロで振りまいた色気ムンムンのイケメンオーラは見る影もなく、今じゃただの痩せた髭面のオジさんだ。
何より演出が単調で退屈。
画面の暗さが退屈なシナリオに拍車をかけている。
最後まで見るのも辛い。
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