このレビューはネタバレを含みます
良い作品だったとは言えない。
ラストはあまりにも衝撃の事実すぎて、
全く想像できてなかった。
なんで拷問人として父親と同じ
名前を名乗ってたんだろう?とか、
「1+1は…」のシーンも意味わかんなくてなんかセリフ見逃したんかと思って
見返してみたけど全くわからんかった。
2つの手紙が彼に渡されたところで、
やっと理解できた。
理解できたこところで、
手紙の内容なんて全く頭に入らなかった。
事実を知った時の、関係者全員の心情…。
母の人生はなんだったんだろう。
愛する人も殺され、内戦に巻き込まれ、
生死の境目に何度も立って、
収監されて、強姦されて、子どもを孕って…。
憎い人の子供でも、一度は堕ろそうとした子供でも、愛せるんだろうか?
生き別れた子供にもう一度会うために生きてきたけど、その子供が一番憎んだ相手だと気づいた時、、、どんな心情になるんだろう。
それこそ冒頭のプールサイドの母親のように、全てが空っぽになる気がする。
赦すとか赦さないっていう話なの?
結局「1+1=1」だったけど、
母にとっては「2」だったのでは…?
だから2通手紙があったんじゃないだろうか…。
もちろん映画のストーリーにするには
2通必要ではあるんだけど、
母は同一人物としては見ていないのではみたいな、そんな気がした。