いかすみ

ジョーカーのいかすみのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます


登る時は辛くてしんどいけど、
降りて行く時はとても簡単で楽しい。

映画館ぶりに、ホアキンフェニックスの
快演が見たくて再度鑑賞。

アーサー、前半の笑ってるシーンはずっと苦しそうだった。
クソみたいな人生、でも生きなきゃいけない、毎日が辛い、そんな中で笑いたくもないのに病気で笑いが出てきてしまう。

後半、マレーを射殺した後の
笑顔はすごくきれいな笑顔だった。
自分の人生は「悲劇」じゃなくて「喜劇」だって、
こうなったら落ちるとこまで落ちてやろうって受け入れてからは心から笑えるようになっていく、ように感じた。


みんなを笑わせたい、でも笑われたくはない。…いや、笑われてもいいか。自分は喜劇の主人公なんだ。悲惨な出来事がたくさんあってむしろ笑える。みんな笑ってくれ。


みたいな移り変わりが階段のシーンや、
チャップリンのシーン、入り口と出口を間違えるシーン、いろんなシーンで表現されていた。
なによりホアキンフェニックスの演技が素晴らしかった!
いかすみ

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