このレビューはネタバレを含みます
ずっと緊張感が続く。
気の休まるシーンがない。
黒沢清的なジワジワ演出の部分は好き。
ジャンプスケア、宇多丸語でいうところのベロベロバー、ワッ!と驚かせる系の演出の部分は、ずるい。そりゃ驚いちゃうよ。そこに頼らなくても充分に勝負できたような気もする。
事前情報なしで一緒に観ていた彼女が「ケヴィンベーコンに見えてきた」とつぶやいていて、あとから検索したら本当にケヴィンベーコンの娘で笑った。
クリーチャーがはっきり見えるところでは、怖さが半減しちゃった。クリーチャーの造形についてはギレルモデルトロを見習うか、もしくは、はっきり見せない演出を通してもよかったような気も。
物語はリングです。