リアタイでは見てませんでしたがドラマは見ていたし漫画も読んでます
島に来て20年。
時間の流れを感じさせる映画でした
そしてその時間の経過には星野さんとの間に子供ができたりとおめでたい部分もありましたが大半が暗いのでちょっと落ち込みましたw
20年前の時点で限界無医村だったのに良くなるどころか悪化してるんだもんなぁ
コトー先生というフィクション上の超人を持ってしてもこの現実は変わらないんだなと思うとなんだか来るものがありました
タケヒロの話もドラマで島中の人が期待していたのを見ていただけに居た堪れなかった
あの親子の微妙な関係はすごく良かったです
でも終盤の展開ちょっとおかしいですよね
予想できた台風なのに怪我人多すぎるしトリアージが必要だなんて言ってたのにあっさり落ち着いてるし
心臓マッサージのシーンだってただでさえ医者の手が回らないんだからそれくらいのことは誰かに任せろよと思ったり
そんな危機的状況の中、頼りのコトー先生が倒れたのに誰も駆け寄らず声援を送るだけ
100歩譲って素人の島民たちはいいとしてもあの新人看護師はなんかしろよ
そして結局立ち上がったコトー先生が全部救います
新人医師のハント先生に
「この島の医療は五島先生の犠牲の上で成り立っている」
「病気の人間をここまですり減らしていいのかよ！」
というセリフがありましたがこのセリフ通り最後までコトー先生が犠牲になってました
なんの問題も解決しないまま終盤まで進み、エンディングでなんとなく全部解決して終わります
医者問題、コトー先生の病気、星野さんとの子供、タケヒロの事件と挫折、原さんの怪我
それらの問題を詰め込むだけ詰め込んで結局全部投げっぱなし
ハント先生に問題提起をさせたりと何が問題なのかは分かっているのになんの回答もないのはなんだかなぁ
解決しろとは言いません
しかし何かしらの答えを提示して欲しいです
ここまでなんの回答もない映画にするならストレートにタケヒロが医者になってコトー先生を継ぐ物語で良かったと思います
