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あつい胸さわぎのinukoのレビュー・感想・評価

あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)
3.7
スリリングな会話(対話)で話が進む横山拓也さんの戯曲が原作。舞台版を観てないけど、映画版は(当たり前だけど)背景も映像化されるから、ガラッと雰囲気が変わってるんだろうな。
主人公の千夏の心情を丁寧に描いて、母親との関係も周りの人との関係も優しく、どこかぎくしゃくしつつもどこかのんびりしていて、いい空気感だった。
年齢的にどうしても母親に共感してしまう。子離れして、ムスメと大人として付き合えるようになるまでの物語に思えた。
後は対話して、決めて行く。その過程でムスメも大人になって行くのだな。
優しくて真面目な役をやってる三浦誠己さんが新鮮。
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