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激動の昭和史 軍閥のinukoのレビュー・感想・評価

激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)
3.5
開戦前夜から終戦までの経緯を、日本の軍部内の勢力争いを核に描いていく。
今から見れば、時代劇のよに思える時代だが、この映画が作られた頃はまだ、その記憶はこの国にははっきりあって、そのコンセンサスの下に作られているのだろうと思う。
陸海軍それぞれの派閥争いは、なんとなくコロス的な役割の人たちで語られてたけど、「たぶんこうだったんじゃないか」ではなく、まだ生きていた当事者たちの証言が生々しく再現されていたのだろう。
21世紀になっても、強力な権力を持った政治家の暴挙を、国民が止める術がない。
世界が「戦争反対」と言い続け、戦争を忘れない努力をし続けるしかない。
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