エゴイストのななのネタバレレビュー・内容・結末

見終わった後、2人の関係性や龍太とその母親の経済状況についてずっと悶々としていた。

高校中退した龍太に対して浩輔が「今どき学歴は関係ない」と言っていて、もちろんそれは信じたいけど、実際に就ける仕事・もらえる給料を考えるとそうは言えない。
探せばそういう親子を支援してくれる団体はたくさんあると思うけど、情報がなくそこにアクセスできない人たちもいてしまうのか。

2人が互いに好き合ってるということは十分に伝わってきたけど、お金やものを一方的にあげる関係は恋人というより愛人っぽくて何か歪に感じた。
でも最後に「自分は愛が分からない」と言ったところで腑に落ちて、そういった行為で龍太と母親に愛を伝えようとしていた浩輔を思うととても切なくなる。

光に当たったときの宮沢氷魚の美しさ…。