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女囚さそり けもの部屋のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)
3.4
シリーズ3作目で監督の伊藤俊也はこれが最後。シリーズで一番構図がキマっていて奥行きの見せ方とか凄かった。自らの怨みでは無くなっていたり涙を見せたりとさそりの人間味が垣間見えるのが特徴。もはや内容度外視な感じ。狂った女しか出てこないな。李麗仙の登場シーンの衣装が異国感漂ってて笑う。
オープニングからして凄まじい。成田三樹夫の切った片腕を手錠に繋いだまま街中を走り回るシーンと街を歩く人々の対比が凄惨なのに何かシュール。

前2作とはちょっとテイストが違った。
ケタケタ笑う女囚達が見られないのが残念。ラストも疑問が残った。

正直、このシリーズに関しては成田三樹夫よりも渡辺文雄の方が良かったかな。
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