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カムイのうたのponpocopのレビュー・感想・評価

カムイのうた(2023年製作の映画)
3.5
大正期、文字を持たない民族であるアイヌの歌に乗せた口伝文学(ユーカラ)を記録に残した少女のお話。史実に基づいており理不尽で辛いが物語としての起承転結はある。序盤の差別の受け方とかクラス全員が例のヘイト議員のような状況で本当にいたたまれない。
島田歌穂の唄声が聴けるだけで元が取れる。
言語学者の兼田先生(多分モデルは金田一先生だよな)を演じた加藤雅也は最初誰だか分からなかった。カラオケ行こ!からの振れ幅大き過ぎるわ。もっと分かんなかったの天宮良だけどそちらはだいぶサイズアップしちゃった感じなので…

このタイミングの公開ってまさかあのゴールデンの方と間違えて来る客を狙ったの?なんて思ったけど、あちらきっかけでアイヌの歴史を学びたい人には良かったのかもしれない。って上映館も少ないし渋谷は午前中の1回だけって間違えようも無いわ。
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