「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚。これまでの映画でドナルド・サザーランドが演じていたコリオレーナス・スノー大統領の若き日を描く。
前日譚なので過去作を観てなくても大丈夫そう。実際、上映後に同じ列にいた二人組は過去作をこれから初めて体験するのが楽しみだと話していた。
2008年～2010年にスーザン・コリンズが発表した小説3作が、2012年～2015年に映画4本に映像化（原作3作目を映画では前後編に分け2部作となっていた）。今回は、1作目の64年前を舞台にした小説が2020年に発表されたのを受けての映画化。2作目以降を監督していたフランシス・ローレンスが続投している。
今回の映画は三部構成となっている。『スター・ウォーズ』だったら三部作にしてそうな内容。そのため157分もあるが、長さは感じなかった。ただし、主人公が後年のスノー大統領に繋がるような内面の変遷の描写が第三部では駆け足になってしまってる印象。
ルーシー・グレイ役のレイチェル・ゼグラーの歌声が力強くて良かった。
