結構前に見ました。たぶん、白石監督はファンが自分に期待するものをよくわかっているのでしょう。とんこつラーメンを食べに行って、ちゃんととんこつラーメンを出してくれる監督というイメージです(当たり前のようですが、変に外してくる監督も多いので…)。
胡散臭いカルトや漫画みたいな設定の登場人物(あのお方を彷彿とさせるキャラも!)といった「らしさ」は全開。ただ、個人的にはあまりにも期待通りすぎて、逆に拍子抜けでした。本当にいつも通りの白石作品で、それ以上の何かは感じられません。わがままな視聴者の意見ということは重々承知なのですが、定番のとんこつラーメンになにかトッピングが欲しかったです。とはいえ、「これぞ白石晃士」といえる本作は、古参から新規の方にまでおすすめできます。
