カナノシ

オカルトの森へようこそ THE MOVIEのカナノシのレビュー・感想・評価

3.9
かつての栄光から13年、今では鳴かず飛ばずの映画監督・黒石。
このままではダメだと助監督の市川に発破をかけられ一念発起。
ちょうどその時、黒石宛てにファンから一本の動画が投稿される。
隕石らしきものが森に落ち、その後何か奇妙なものが画面に映り込み、そして映像は終わる。
訝しむ黒石と市川だったが、世間をあっと言わせるような実録ホラードキュメンタリーを撮るべく投稿者の
もとへ向かうことにした。
しかし、行く先々で奇妙な現象に襲われ、さらに奇妙な人たちに助けられ、事態はどんどんと大きくなっていく。
果たして黒石は大ヒット映画を作ることが出来るのか!?そもそも生きて帰れるのか!??
その一部始終を追う———な話。

へい大将、いつもの!
白石晃士節前回の実家のような安心感。
B級グルメなのに中々贅沢なキャスティングでトンデモ展開に花を添える。
宇野さんな宇野さんと謎のイケメン有能霊能力者に弱気なくせにカメラを離さないカメラマン。そして強気のヒロインポジ。これはもう水戸黄門よ。分かってるのに観ちゃう。
そして「あれ?宇野さんが出てるのどれだっけ?」「どれがノロイでどれかカルトでどれがオカルトだっけ?」「なんかオカルトの森なんちゃらってのもなかったっけ?」ってなっちゃう。
でも観ちゃう。
新しいのが出たら観ちゃう。
何なら過去作もついつい観返しちゃう。
ジャンク飯みたいなやつ。しかも深夜の。

ケミカルな風味だけど何故か人気、まるでねるねるねるねのような作品です。
カナノシ

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