さよこ

イチケイのカラスのさよこのレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.9
【登壇付きの完成披露試写会で鑑賞🎥】
登壇されたキャストさんたちのコメントも後日レポします📝

⚓全体の感想
ドラマ版を未見でも凄い楽しめるリーガルエンターテイメント。この事件とこの事件がまさか繋がるなんて…!という伏線ばりばりの展開が面白かった。公開前後にTVerでSP番組も配信されるっぽいので、予習してから観ても良さそう。

⚓好きなセリフ
『自分の仕事によし!て思いたいんですよ』
『巡り巡って自分のためでもありますね』
相手を想う気持ちは背景にありつつ、常に''自分軸''で仕事してるところが、他責にならない・見返りを求めない、の行きつく先のように思えて、こういう仕事観いいなと思った。

⚓思うこと
自分の知識と正義感を盾に正論を言うのは論外とは思うけど、じゃあ見過ごすわけにもいかないし、そういうときの絶妙なバランスって凄く難しいよね…と黒木華さんの役柄を見て思ったり。

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ここから先は舞台挨拶のレポ📝
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覚えてる限りの登壇レポです。

山崎育三郎:
竹野内豊さんの印象を聞かれ『撮影ではない時間でも''入間みちお''のキャラクターそのままで笑 竹野内さんはお茶目と真面目さを持ってる人』と回答。撮影スタジオで立てこもる?みたいなエピソードを披露しました。竹野内さんのことを慕ってる雰囲気が伝わってきて素敵でした☺️

竹野内豊:
撮影スタジオでの立てこもるエピソードについて聞かれ『撮影中がとにかく暑くて、こう…スタジオ内にあるガラス張りの部屋の中なら涼しいかなって思って笑 撮影が始まる時間も引きこもってましたね笑』と。舞台挨拶でもお茶目な一面見たかったです😂

吉田羊:
プライベートでも仲の良い黒木華さんとの共演について聞かれ『そうなんです。かつて二人で飲んでるところを(週刊誌に)写真撮られたこともあるくらいプライベートで仲良くさせてもらってるんですが、撮影でこれだけ長い時間一緒にいたのは初めてで。普段はあんなに早口じゃないし、もっとほわほわした方なんですね。けど現場ではカメラが回っていないときでも役から抜けていないというか、ちゃんと''坂間千鶴''のままですごいなと思いながら見ていました』とベタ褒めでした。吉田羊さん、話し方がスマートでお上品で、それでいて凛としてて。めちゃ格好良かったです。

黒木華:
インタビュアーに走るシーンでのフォームの美しさを褒められて『撮影は何かと全力疾走するシーンが多くて…翌日とても大変でした。フォームが綺麗…あ、ありがとうございます(ぺこり)』はにかみながらお話する華さん、可愛かったです。

斎藤工:
全力疾走のシーンについて聞かれ『ほんと翌日大変で…いうても僕もう41なんで翌日というか翌々日というか大変でした。監督がカットって言ったらそのシーンは終わりなんですけど、なんていうかゴールの分からないまま走らされてる感じが…辛かったですね笑』斎藤工さんの生ボイス、格好良すぎてやばかったです!

柄本時生:
柄本さんといえば印象的なシーンがありましたねと話を振られ『そうですね、あのシーンは完全なアドリブです!アドリブというかムチャ振りというか、監督に撮影前によろしくと言われて、どーしようかなーと悩んだ結果、あぁなりました笑 みなさんはこれから鑑賞すると思うのでどのシーンのことかは予想しながら見てください笑』柄本さんはなんだかムードメーカーな感じがして素敵でした。スーツのスボンもほわっとしたデザインでお洒落。

西野七瀬:
すみませんメモを取り忘れてしまいました😇

田中みな実さん:
『自分の登場するシーンはとても重くて、あと(キャストの)みなさんと会う機会もほとんどなくて。みなさんの仲良さそうな雰囲気がとても羨ましいです笑 ちょうどクランクインの日が向井理さんと一緒の撮影シーンで…撮影が終わったあとに向井さんが''大変でしたね''と声をかけてくださったのが一番の思い出です』ドレスが似合う〜!肌綺麗すぎて発光してる〜!眩しい!!!

向井理さん:
みなみさんへの声掛けはどういった気持ちから?と聞かれ『台本を読んだときに、田中みなみさんの役はとても難しいというか、複雑な感情を表現する役だったので大変そうだなと純粋に思って、たしか声をかけた気がします』生の向井理さん、スタイルおばけでした。顔小さい!足長い!漫画の人みたい!

津田健次郎さん:
見どころについて聞かれ『自分のシーンは全部がネタバレみたいになっちゃうので何とも言えないんですが、えーと自転車のカットはぐっと来ますね笑 あと田中みなみさんと海で写真撮影をしたのがロケの思い出です!』

尾上菊之助さん:
すみませんメモを取り忘れてしまいました😇
たしか法律用語?みたいなものを言う機会がないから『異議あり!』とかこういうふうにいうんだ…とか勉強になったとか言ってた気がします。

小日向文世さん:
ずっと宣伝番長みたいなことを仰っていて、率先して『公式SNSをフォローしてね!』『特番もやるよ!』など、自分の話よりもプロモーションを優先してて、なんだか素敵な人だなって思いました☺️

舞台挨拶で、キャストのみなさんの口ぶりからすごく雰囲気の良い現場なんだろうなっていうのが伝わってきて、実際映画でもみんなの一体感を感じて、とても素敵な作品でした☺️

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⚠️ここから先はネタバレあります⚠️
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⚓ハッとした台詞
『あなたさえ、こなければ…!』
これまでの慣習だったものや容認されてたものが、急にルールが変わってダメですと言われてしまったときの怒りの矛先。分かりみが凄い。そして、このセリフを言われた人を庇うように言った別のセリフも良かったな。

⚓気になったシーン
証言台にぶっつけ本番で証人を召喚してて、うわぁ事前打ち合わせなしで証言台に立たせるの😈じゃんて思った。ごりごりの私情も混じってるし。ドラマ版観てたら、もしかしたら坂間千鶴のこと好きになれたかもしれない。

⚓入間みちお⇔坂間千鶴
二人とも目指すゴールは一緒なのに、アプローチ方法が全然ちがう。そうなの、人は正論ではちっとも心が動かないんだよね(遠い目)。自分が風紀委員的な業務をすることが多くて、多分アプローチが坂間千鶴寄りなんだろうなとつくづく思った。ガバナンスを守りつつ、寛容さを見せる。…難しい😂

⚓その他、いろいろ
・斎藤工は、役柄的にも『顔が良いことを自覚している人の仕草』がたくさんあって良かった。そして突然の○○。なぜ…。
・伏線が最後に回収されるけど最後バタバタと回収していく感があったな。
・法律では守れないゾーンに入ってしまった人が一定数いるから、社会的な制裁(SNSリンチ的な)がなくならないんだろうか…🤔
・火をつけた人の心情も純粋に知りたかったな。

以上です🙌
さよこ

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