沖縄行きのANA、座席備え付けのディスプレイで何が観れるかなぁ〜、で現れた本作。ドラマは楽しんだけど、映画があった事には気付いてなかったからラッキー。画面が大きくなくてもこの手のは楽しめるしね。ドラマよりも登場人物が増えた本作で、黒木華は相変わらず上手いな〜と唸る。
以下ネタバレ感想
企業により街が潤ってる、そんな場所は多々あるかと思う。真っ先に思ったのは2つ、福島と沖縄だった。天災の要素強めで大変な事になっている東電は、それまでは街に潤いをもたらしたことも確か。そして沖縄出身の友人が「米軍がある事で仕事がある」と言っていた事も、意味合いはやや異なるが連想させる。
でも、殺人まで犯してしまうとは。。。弁護士ならその後がどうなるか重々わかっているはずなのに冷静さを欠いているし、殺してしまうほど街のことを想っている事に、幼き頃の誓いがあるとはいえ違和感を感じてしまった。
街を守りたい5人にとって、黒木演じる坂間千鶴はさぞかし邪魔な存在だっただろうが、その彼女に“職権発動”をしない入間みちお(竹野内)が新しい(笑) 弁護を請け負い、その手伝いをしてくれている仲間がまさかの敵と分かった時、それでも彼女が手を差し伸べようと流した涙が美しかった。
往路でピッタリ観れたので、復路は「湯道」でも観ようと思っていたが、備え付けディスプレイ無しの古い機体は、Wi-Fiもうまく繋がらず。残念。