ur

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のurのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

冒険の果てにある嘘で塗られた世界を友情で砕き、日常の素晴らしさを改めて実感する。
古沢良太脚本のドラえもん、圧巻だった。

みんな悪いところも良いところもあるって話からの、大切な友達を想う気持ちは消えない!という展開が特にアツかった。
ドラえもんの「ネコ型ロボットは人間の友達になるために作られた」「パーフェクトになんかならなくて良い!これがボクだから!」という台詞も好き。

それぞれにダメなところがあるけど良いところもある、全部込みで好きな友達だという気持ちは今作で示されるまであまり意識していなかったかも。

いわゆる”劇場版ジャイアン”みたいな「映画だからみんな良い性格!」という描写へのアンチテーゼ的な題材なのもすごい。
冒頭の虫・雨・飛行船の広さが綺麗に回収される展開も嬉しかった。
ur

ur