ねまる

ひみつのなっちゃん。のねまるのレビュー・感想・評価

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)
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久々のFilmarks試写!
ドラァグクイーンたちを主人公にした映画気になっていたのでお先に観られて嬉しいです。
ありがとうございまーす!

そもそも、ドラァグクイーンとは女装をして踊る人たちのこと。
そもそもゲイのクラブが発祥で、パフォーマーもオーディエンスもゲイであることが歴史的に多いけど、そうでない場合もあるんだとか。トランス女性が多い印象だったけど、ゲイがほとんどで一部トランスの方もいらっしゃるんだって。今回の映画がきっかけで学びました。

前提はここまでとして、知ってもらうための話というより、クイーン仲間の葬式に行くロードトリップがメイン。
親族にはクイーンであることを隠していた仲間だから、バレないようにしなきゃというハラハラドキドキ。
夏の新緑が生えるカラリングが気持ちよくて、ヴァージン、モリリン、ズブ子の3人の会話を聞いてるのが楽しい作品だった。
本当、お三方の役作りはすごい。

滝藤賢一さん演じるヴァージンは職場など日常生活でも女性として過ごしているので、パンプスやブラウス、キャスケットを着こなしていて美しかった。
渡部秀くん演じるモリリンはとってもキュート。大きなお目目と綺麗な長い指が表情、仕草共に可愛いの。ダンスシーンはまた観たいくらい!
前野朋哉さん演じるズブ子なんて普段どうやって話してるか分からなくなるくらいズブ子ちゃん。バレないように低い声で無理に喋ろうとするところとても面白かった。

編集とぶちっと感と、音楽がむしろ3人の会話やこの作品の空気感を邪魔しているように感じでしまったのはちょっと残念かな。

それくらい本当に3人と、ドラァグクイーンという存在が素敵でした。
誰もが自分らしく生きられる世界でありますように。

(公開前なので点数はなし、あとでつけますー)
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