ねまるさんの映画レビュー・感想・評価

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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.8

人生で得た経験を子供に伝える。
映画の冒頭で、車の整備をリトルBに教えるドムが言ったこと。
それが彼らの人生なんだろう、と、すごく腑に落ちた。
自分が人生で得た全てを捧げ、継承していく。
継承とは、血
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.9

原題はSorry to brother you
もしもし、お忙しいところ失礼いたしますが〜、
電話のはじまりに使う常套句らしい。

コールセンターの仕事を得た主人公が、セールスをするのに何度も発する言
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

ラキース・スタンフィールドがディズニー作品で主演をやるなんて!!!とキャストが出た時から大歓喜。
ラキースって『ショートターム12』から観てるから、見守り隊というか、まぁ単純にずっと惚れてるんだけど、
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.6

"本を焼く者は、やがて人も焼くようになる"
Dort wo man Bücher verbrennt, verbrennt man auch am Ende Menschen.

なぜ、ロイとベティが
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

MCUの一部でありながら、一つのシリーズとして単独でも面白く、他にはない強烈な個性のあるシリーズ。もともと大好きな1.2に続き、3作目も大満足。

3作を通じ、間にIWとEGは入ったけれど、このキャラ
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

4.0

仲間のために命を張れるという思いを心から感じたことは、今までの人生できっとないし、これからもそんな風な人生を送ることはないんだろうという思いからくる眩しさ。

殴って殴られて、痛くてそれでも立ち上がっ
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.8

北村匠海が、「これは虹郎の映画だね」と本人に連絡したという。誰もが絶賛する村上虹郎の一虎。
村上虹郎大好き人間なので、正当な評価だな、とも思いつつ、やっぱり凄かった。「化け物すぎる」

東京リベンジャ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

あまりに有名なのでストーリーを知ってしまっている気がして後回しにしていた作品。
観て思ったのは、私は一方からの意見の感想しか読んでいなかったなということ。

この話は、特に前半はベン・アフレック側の視
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

わたしにもヒーロー映画疲れがきてるのかもな、と感じる割と見たことある、の連続。
ブラックアダムの力、飛び方とか、パワーとか、スローモーションとかは、スーパーマンのそれとに過ぎているし、
たくさん出てき
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ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(2010年製作の映画)

3.5

ピーターとスーザンがナルニア国を卒業し、エドモンドとルーシーの2人に。
でも、ナルニアの王カスピアン、ネズミの騎士リーピチープなど前回から引き続きのナルニアのキャラクターが出てくるので、寂しさはなかっ
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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛(2008年製作の映画)

3.6

ポスターのセンター、ベン・バーンズだったんだ!という驚き。
アンドリュー・ガーフィールドがやりたかった役らしく、くっそぅベン・バーンズめって言ってて可愛かったやつこれでしたね。

カスピアン王子、ベン
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.6

BBCのドラマ版、ライラの冒険が思いもよらぬ終着点に辿り着いて、ファンタジーの持つ力に驚かされたので、CSルイスのナルニア国シリーズにも思い立って鑑賞。

ルーシーがナルニアに迷い込んで、傘とプレゼン
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少女バーディ ~大人への階段~(2022年製作の映画)

3.8

どろんこになって遊びたい、家の手伝い?そんなのごめんだね、家のための結婚なんて嫌だ!、そんな子供から大人に変わる頃、14歳のバーディことキャサリンの物語。

「私たちは生まれつき女ってわけじゃない
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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.6

このドラマの感想を書く時、
散々主要キャラクター像、特にワトソン像に文句を言った記憶があり、だからこのドラマ好きになれなかったんだよなぁと思い出していた。

今回は1本のミステリーとして特に仕上がって
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終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)

3.5

観たのは2022年の秋ごろだね。

ザック・ブラフ監督・脚本作品。
ちょっとした笑いを誘うようなコメディパートいくつも差し込まれていて、
それが笑いが目的ではなく、あたたかさと優しさのために思えたのが
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.9

エブエブの7部門より、
ドイツ人が作った、ドイツ人が出ている映画が、4部門取ったことの方が嬉しかった今年のアカデミー賞。

アカデミー賞については、エブエブの感想へ。

1930年版を観たので、この悲
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

この話の最大のポイントは、村上淳演じる容疑者が、犯人である確証がない=直接手を下すシーンがない中でどこまで、遺族の立場に立てるかということ。

飯尾和樹演じる被害者の父親の静かなる悲痛も良かったが、短
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.6

bodies bodies bodies!
人狼ゲームのような犯人探しゲーム。
紙を引いて、目印のついたのだった人が犯人役、
電気を消して、犯人にタッチをされた人がbodies=死体、死体を見つけた人
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ファントム・オブ・ジ・オープン 夢追う男(2021年製作の映画)

3.8

可愛い。
感想がとりあえず可愛い。

脚本家がパディントン2と同じだからかな。クマは出てこないけど、テイストがパディントン。

全てが愛おしくて、心地良くなる映画。
こういう映画はいくらあっても良い。
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バビロン(2021年製作の映画)

4.2

このちっぽけな人生で、何者にでもなれて、どんな世界にも飛び立ってゆける。
そんな夢の世界=映画の世界。
"長く続く、大きなものの一部になりたい"
映画を愛し、映画の一部になりたいと願った主人公の、夢の
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.6

今まであまり縁のなかったフランス映画。
あぁ、この国は『キッズリターン』をバッドエンドと思う国だなと思った。
どう受け止めてよいかわからなくて戸惑った。

美しい中学生の2人のひと夏の冒険。
2人が呼
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

7/17 試写 IMAXレーザー
息をつく暇のない2時間44分。
こんなに長尺なのに、ダレるシーンがなく、緊張感が続き、それが気持ちいい。

アブダビ、ベニス、オリエント急行と、舞台は次々に移ろうから
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年に新作を映画館で観ているのに、30年前の不朽の名作を観ている気分。

千と千尋の神隠しや、もののけ姫、となりのトトロなど、子供の頃すでに旧作だったあれらの作品を今初めて観ている感じ。
間違い
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

コリー・ストールが大優勝してた。
楽しそうだったもんね。
最初の頃は出てくる度に笑っちゃってたけど、同時にめっちゃ悲哀を漂わせてくるから、サプライズ的再登場以上に大活躍。

そして、ジョナサン・メジャ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

若草物語。
有名な小説だとは知っていても、よく知らなかったんだけど、どうして今この作品を映画化したのか分かりやすい構成になっていた。

作者の自伝的な部分があるからこそ、大人になったジョーが振り返る形
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

アカデミー賞短編映画賞を受賞した作品の長編版。
短編の方が衝撃度は高くて、ストーリー自体は全然違うなという印象ではある。
同じ境遇にいる主人公がどちらの道を選んだかの表裏という意味で、対になる作品で、
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

3.8

アカデミー賞助演男優賞、ブライアン・タイリー・ヘンリーさん、ノミネートおめでとうございます!!
『エターナルズ』で初めてお見かけして好きになり、『ブレットトレイン』の檸檬でもさらに好きになった人。今回
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

アカデミー賞最多ノミネート作品。
良い意味で、らしく無い作品で驚いた。

映画としてやっていることは非常に斬新で、映像表現も、怒涛のカット割も、情報量もほかの作品とは別の世界の映画に感じる。
万人に好
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.7

去年イギリス・アメリカで公開されたサム・ロックウェルとシアーシャ・ローナンの警察コンビの謎解き映画、日本ではタイトル変わって配信スルーになっていた!
オリジナルタイトルは"See How They R
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

子供は宇宙よりも不思議だ。
小さな身体の中、頭の中にどこまでも広がる世界を持っている。
日常で出会う小さな出来事を、大人が持たない視点に飛躍させる感性。
そこになんらかの意思や願いが含まれていると思っ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.3

2022年、1番楽しみにしてた映画
ブレット・トレインと、、、どっちもだけど。
エドワード・ノートンの演技が大好きな人間なので、もともと好きなシリーズの作品に出演することがまず嬉しい。
エドワード・ノ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.6

サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムのコメディ映画。
馬鹿馬鹿しいことこの上ないんだけど、よく出来ているので、思ったよりも楽しんだ。
馬鹿馬鹿しいものを否定するのが私の良くないところなので、素直に
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

阿部サダヲが日本アカデミー賞の主演男優賞ノミネートは納得。
空っぽな真っ黒な目が印象的。
あれが全ての印象を吸い込んでしまった。

観た時にメモを残しておいたはずなのに、どこかへ…
観てすぐの頃何を思
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355(2022年製作の映画)

3.7

この作品は、各国の女性スパイたちの活躍をかっこよく描くための作品である。
つまりほぼ格好良い登場人物とプラス1についてしか感想がない。

わたしの推しは🇩🇪ダイアン・クルーガー。ダイアン・クルーガーの
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レイモンド&レイ(2022年製作の映画)

3.6

レイモンドとレイ、
ユアン・マクレガーとイーサン・ホークが兄弟役という最高のキャスティング。

真面目だけど、結婚には失敗した兄のレイモンド(ユアン)と、ミュージシャンを目指していた自由な弟レイ(イー
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オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011年製作の映画)

3.2

オーズが変身する音から始まるところで、すでにエモエモを満たされている。タトバ!タトバ、タトバ!
流石に仮面ライダーオーズにハマってたなんて、外では言えないが、ドラマを最終回まで観ちゃった後に見るこれだ
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