このレビューはネタバレを含みます
2023年始めての映画2本目です。
ドラァグクイーンのバージン、オネェ仲間で後輩のモリリンとズブ子の共通の先輩である「なっちゃん」が急死してしまった。
オネェであることを墓場まで隠す人が多く、普段から秘密だらけのなっちゃんだったので3人はなっちゃんのお母さんに彼がオネェであったことを隠し通すことにした。
ギャグのつもりではないんだろうけど、オネェの方の世界観に思わず笑みが溢れてしまう。
そこにオネェならでは理解されない現状や辛さ、自分自身を隠し通すことに対する訴えを持ったコメディ作品だったと思います。
なっちゃんが終始、死体のままで回想とかあればもっとなっちゃんという人物が理解しやすかったのかなと。
あと、所々にオネェと気が合いそうな理想の男性っぽい人達が出てくるのですが、ハッキリ言ってあんまり必要なかったのかなと。
ただ、あれは日常でオネェが感じている男性に対する感情が顕になっている瞬間なのかとも考えました。
全体的に結構面白かったです。
特に主役のお三方は本当にオネェっぽさ全開で流石はプロだと思いました。