同じようなことを思ってる人がどこかにはきっといるんだろうけど、近くにいるから走り出せるんだとおもう。そういう言葉を真正面に受けることができるからこそ、霧が晴れるのだとおもう。恋をしなくても寂しいと思わない、不幸だとも思わない、なのにまわりにとやかく言われるのがしんどい。誰かと出会って恋をして結婚して子供を産んで、という普通のレールに乗れない、乗ろうと思わない人もいることを受け入れられなくても、ほっといてほしいとずっと思ってる。ひとりで考える時間や、人間関係や、自分の気持ちを吐き出したい気持ちと受け入れてもらえない恐怖や、このままを維持したい気持ちや、わかる部分と同じじゃない部分はあっても、重ねて観た作品だった。わたしは好きが恋なのか、その好きの先をどうしたらいいのか、対峙した時の恐怖があるんだとおもう、いつか同じような人と話せることができたらいいなとおもう。
