マテ

そばかすのマテのネタバレレビュー・内容・結末

そばかす(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「私、実はね、恋愛感情もないし性欲も湧かないの。誰にも信じてもらえないけど、本当にそうなんだ」
「なんか、嬉しかったです。おんなじこと考えてる人いるんだなーって。おんなじような人がいて、どっかで生きてるんなら、それでいいやって思いました」

どうして分かってくれないんだろう。どうして分かってあげられないんだろう。そんなことを思って私は毎日を生きているような気がする。
印象的なのはホテルでのシーン。好意を向けられた主人公はなるべく正確に伝えようとしているのに、それがまるで伝わらない感じに唇を噛み締めた。それから、同僚のゲイの人は彼自身もセクシュアルマイノリティなのに“恋愛感情や性欲を抱かない人”を当たり前のように存在しないと思っていたのにも辛くなった。同じセクシュアルマイノリティでも、“ある”人には“ない”人の存在なんて目に入らないのかな。アセクシュアルは本当に“見えないセクシュアリティ”なのかな。
これは私の映画だと思う。何度も泣いた。ラストのセリフで一番泣いた。そうだねと思った。身近に仲間がいていいな。ずるい。嫉妬する。でも観てよかった。
マテ

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